2004年07月14日

ある男の闘い 「県民カーブ」が復活する日(4)

<花火>
男は悩み、憔悴していた。
 その時、4〜5人の、高校生らしき男女グループが、やってきた。
時は日曜日の夜、明日からの日常の前に、残り少ない休みの時間を
過ごすため、花火をしに来たようだ。
楽しそうな声が聞こえる。

花火の光が、男を照らした。
「あのグループも、俺のところを『イタイヤツ』と思っているな。」
男は進まぬ作業で、卑屈になっていた。

「帰ろうか・・・」
男がそう思ったとき、打ち上げ花火が、上がった。
閃光と爆音に、男は思わずグループの方に視線を送った。
「そうか!!」
男は、あるものを見て、ひらめいた。

男が見たものは、手持ち花火をやるために灯されていたロウソクであった。

「ロウソクに灯を灯して、ロウをたらして塗り込んでいけばどうだろうか?」
非常によいアイデアに思えた。

早速作業に取りかかろうと、ライターを車まで取りに、行った。
しかし、カーブに戻る時に、大きな問題点が脳裏を、よぎった。

「今でさえ、カーブにロウを塗り込んでいて『イタいやつ』と思われている。
ここで、カーブに向かって火のついたロウソクを手に持ち、ロウをたらすのは、
あまりにも、危険だ。」
「いや、イタいやつと思われるのはともかく、放火犯と間違えられたらどうしよう」

過去に職務質問を受けた事は何度か、あった。
その度に平和的な解決を行い、乗り切って来たが、
今回は職務質問を受けた時、状況を的確に説明する術が男には、思いつかなかった。

作業を行うか、否か。
男に重大な決断が、迫られていた。

(次回へ続く・・・)
posted by (よ) at 00:00| 長野 ????| Comment(2) | TrackBack(1) | 読物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ロウソク垂らすっての読んで思いつきました。
垂らさなくて削りカスのっけておけば昼間の暑さで馴染む!のでは?
まー勝手な思いつきなんですけど。。
無責任万歳!
Posted by だいち at 2004年07月14日 14:23
うん、結構そんな感じ。
天気が味方してくれる事を祈ります。
Posted by (よ) at 2004年07月14日 15:09
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ある男の闘い 「県民カーブ」が復活する日(5)
Excerpt: <希望の光> 「よし。」 男は、決断した。  
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